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令和 4年11月15日交通網・都市基盤整備調査特別委員会−11月15日-01号

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  1. 足立区議会 2022-11-15
    令和 4年11月15日交通網・都市基盤整備調査特別委員会−11月15日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 4年11月15日交通網都市基盤整備調査特別委員会−11月15日-01号令和 4年11月15日交通網都市基盤整備調査特別委員会       午前9時58分開会 ○くじらい実 委員長  定刻前ではございますが、ただいまから交通網都市基盤整備調査特別委員会を開会いたします。 ○くじらい実 委員長  最初に、記録署名員2名を私の方から指名いたします。  白石委員、さの委員、お願いいたします。 ○くじらい実 委員長  続きまして、報告事項に移ります。  報告事項4件、都市建設部長から報告をお願いいたします。 ◎都市建設部長 報告事項、2ページお願いいたします。  最初、つくばエクスプレス日暮里舎人ライナー輸送実績についてでございます。  これは一度御報告したのですが、今回、各駅ごとの数字が出たので、改めての御報告となります。  1、つくばエクスプレス令和3年度輸送実績ということで、昨年に比べて約10.1%増という状況でございます。混雑率に関しては、123%で7ポイント増となってございます。  3ページでございます。  日暮里舎人ライナー令和3年度輸送実績でございます。これは、令和2年度に比べて6%の増、混雑率については144%となっております。144%は、日本一混んでいるという状況でございます。
     続いて、4ページをお願いいたします。  花畑周辺地域におけるバス試験運行についてでございます。  ブンブン号ですが、運行の開始から1年たったということで、その実績の報告を記載してございます。  1の利用状況です。総数で1万7,000人ということで、内訳は表のとおりとなってございます。運賃払いシルバーパスが、ほぼ同数という状況でございます。  1期と2期の比較ということで、(2)の表でございます。1期に比べて2期は約2割増と、伸びている状況になっております。  大きな2の運行収支でございますけれども、これについては、1年間で11.1%ということでございます。  右のページ、5ページでございます。  今度は現状でございます。10月からシルバーパス利用ができなくなったということで、乗車割引証を使って利用しているという状況でございます。  まず、はるかぜとの比較でございますけれども、はるかぜが1便当たり平均で12.4人ということに関してブンブン号は4.8人ということで、やはり少ないという状況でございます。  2期と3期の利用者比較ということで、下のグラフを見ていただくと、今回、乗車割引証を使うことによって、シルバーパス方たちが約半数になったという状況でございます。  それに加えて、収支については、乗車割引人たち運賃払っていますので、収支としては上がっているという状況になってございます。  4、乗車割引証でございます。全部で587枚配ったという状況でございます。  参考に、区内公共交通利用者数ということで別添資料を付けてございます。全体的に公共交通、約2割ほどコロナの影響で減になっている状況でございます。これについては、改めて次回また資料をお出ししたいと思ってございます。  続いて、7ページでございます。  竹ノ塚駅付近鉄道高架化の取組み状況についてでございます。  1、竹ノ塚駅付近連続立体交差事業ですが、令和5年度いっぱいという中でほぼ全体の事業費が出たので、御報告させていただきます。  現在、東武鉄道との協定は636億円ですけれども、清算としては598億円で収まりそうということで、38億円縮減したという状況でございます。  主な縮減理由としては、まず、地下の通路の撤去範囲を少なくして埋め戻したという部分とか、夜間施工を昼間施工に変更したということで17億円減になっています。また、落札価格東武鉄道の方で入札掛けていますので、それで14億円。あと、材料の再利用による減ということで、レールだとか枕木については、可能な限りほかの東武鉄道の場所で使ったということで5億円ほど縮減できたという状況でございます。  足立区としては、これで縮減約7億円減になったという状況でございます。  また、昨日、高架化促進連絡協議会幹事会を開かせていただきました。昨日なので載っていないのですが、その中で来年度要望について、こういう状況で来年度要望約2億円弱という状況の中で、今年度は要望活動はやめて、来年終わったときに一回お礼に行けたらなということで報告させていただいて、了承を得てございます。  また、高架化促進連絡協議会については、事業完了とともに解散して、続くまちづくり協議会の方へ全体として構成を見直して移行していきたいなと御提案したところ、それも了解を得たという状況でございます。  大きな2、竹ノ塚駅西口から改札口までの通路の切り替えについてということで、8ページの方に絵が出てございます。  現在の通路の西口側ですけれども、少し南側の方に曲がるということと、大踏切の通りからの通路については少し北側に移動するということで、11月17日深夜に切り替えるということで御報告させていただきます。  続いて、9ページでございます。  有楽町線地下鉄8号線)区内延伸の実現に向けた取組み状況についてでございます。  10月15日に、計画線沿線関係自治体との連携ということで、野田市の方へ行ってまいりました。埼玉県、千葉県、茨城県でやっている地下鉄8号線建設促進並びに誘致期成同盟会というのがありまして、それに出席してまいりました。10月15日に野田ガスホールで行われてございます。  内容は、式典と記念事業ということで、かなり大きな式典で、首長も数名参加している状況で、出席者もかなり多かった状況でございます。 ○くじらい実 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑ございますか。 ◆さの智恵子 委員  私の方からは、竹ノ塚駅付近鉄道高架化の取組みの状況についてということで報告をしてくださっておりますが、この全体の事業費が減ったということは大変いいことだと思っております。  そして、この竹ノ塚駅西口から改札口までの通路の切替えということで報告をされておりますが、利用者は若干遠回りになるという認識でよろしいでしょうか。 ◎鉄道関連事業課長 北側から来る方については、やや西側に振れますので、そういう面では少し遠回りしていただくのを勘弁していただきたいなというところでございます。 ◆さの智恵子 委員  また、期間はどのぐらいと想定をされていらっしゃいますでしょうか。 ◎鉄道関連事業課長 期間は今のところ想定していないのですが、工事の進捗によって通路を動かしたり、切り替えしながらやりますので、その都度お知らせしていきたいと考えております。 ◆さの智恵子 委員  これは今週木曜日17日からの切替えということでございまして、利用者の方には丁寧な周知が必要かと思いますが、現在、どのような対応をなされていらっしゃいますでしょうか。 ◎鉄道関連事業課長 17日の深夜の切替えということで、実際使い始めるのは18日の朝からといいますか、夜中に切り替えます。  現在、現地の方にポスターとか貼ってあるのですが、昨日私現地を確認させていただいたところ、見渡しが悪いといいますか、いい位置に貼っていなかったので、変えるように、よく分かるように東武鉄道に指示をしたところでございます。 ◆さの智恵子 委員  朝の通勤時間、本当に皆様、1分、2分も惜しいぐらいの形で電車に飛び乗る方もいらっしゃいますので、是非目立つところの周知をお願いしたいと思っております。  また、次のページにはその経路が載っておりますが、若干喫煙所の近くになるということちょっと危惧しておりまして、今、区民委員会でも、様々この喫煙所のことについてはパーティションタイプ、コンテナタイプ等々ございますが、実は西新井駅も方向が変わりまして、タイムズの前の喫煙所の前を通る方が多くて、風向きによっては煙が来るというお声も届いておりますが、こちらの対応については何かお考えでしょうか。 ◎鉄道関連事業課長 喫煙所につきましては、地域調整課の方と話を進めていまして、地域調整課の方で対応できないか、予想されますので、西新井駅を踏まえて何か対応を打ってくれというふうにお願いしているところです。  ただ、18日朝に間に合うのか、まだ調整が済んでいないところでございます。 ◆さの智恵子 委員  こちらを通る期間も未定ということでもございますので、是非この煙の対策も含めて、利用者の方の不便がないような対応をお願いしたいと思います。 ◆白石正輝 委員  ブンブン号のことについてお伺いしますが、収支率が11%ということで、目標の24%を大きく下回っています。ただ、利用する方がおいでになるわけですから、簡単にはやめられないと私は思っております。  ところで、来年選挙があるわけです。私が当選したら絶対残しますよとか、我が党が当選したら残しますよという形で、個々ばらばらに言われたのでは、足立区の交通行政というのはうまくいかないと思うので、少なくとも11%、今こういうコロナの時代ですから、もうちょっとはよくなるにしても、大幅に改善されるとは思わないわけです。  そうしたときに、区の姿勢としてはどうするのかということを少しでも早くはっきりしてほしいんです、区の姿勢としてはどうするのか。  先ほど言いましたように、一旦走らせたバスというのはなかなかやめるなどということはできませんから、どうするのか、一日も早く方針を決めていただきたいと思いますが、どうですか。 ◎交通対策課長 今、御指摘の点、なかなか収支率が上がらない状況の中で1年が過ぎてということで、今後につきましては、白石委員おっしゃるとおり、これからどう進めていくのか、改めて執行機関側としても考えているところでございます。  また、交通網都市基盤整備調査特別委員会の方にも御相談をさせていただきたいと思います。区民の皆様、また利用者の皆様にも御迷惑の掛からないような形で取り組んでいきたいと考えております。 ◆白石正輝 委員  今、言いましたように来年は選挙がある年ですから、個々の党、個々の候補者が各々勝手にこうする、ああするということになると、なかなか統一的な姿勢というのは出ないと思うのです。  ですから、少なくとも区としてはこうしますという姿勢を選挙の前に、少なくとも来年の第1回定例会ぐらいまでにははっきりしてほしいと思いますが、副区長どうですか。 ◎副区長 今の試行期間でいけば、来年の上半期に終わるようなことになっています。  ただ、多くの委員から、コロナの影響もあって、それだけでは現実と少しかけ離れているのではないかという御意見もたくさん頂いていますので、少なくとも来年のプレスまでには区の方針を決めて、来年度どうするのかというのは決定をさせていただきたいと思います。次の交通網都市基盤整備調査特別委員会でその方針を示させていただきます。 ◆白石正輝 委員  もう一回確認しておきますが、例えば竹ノ塚駅の高架の問題にしても、私が当選すればホームドアつくりますよと選挙直前に話をする政党があったり、議員がいたりしているわけです。ところが、そのときには既に東武鉄道も足立区も合意して、竹ノ塚駅は新しくつくる駅なんだから絶対にホームドアつくりますという説明があったんですよ。説明があったにもかかわらず、私を当選させてくださいと、そうすればホームドアつくりますよと、ホームドアつくるのは我が党なんだからと、こういうことが選挙の宣伝のために利用されることは、私は決して好ましいことではないと。  だから、区の姿勢がはっきりと、これは例えば赤字になっても、ここは本当に交通過疎なんだから残すんだというなら、そういう形のものを少なくとも選挙前にはっきりしてほしいと思います。 ◎都市建設部長 副区長の方からもありましたけれども、次回の交通網都市基盤整備調査特別委員会にある程度示せるような形で今考えてございます。もし延ばすなり、続けるなりするということは予算等も絡んできますので、予算のプレスまでには一定程度方向は必ず示させていただきたいと考えてございます。 ◆山中ちえ子 委員  私からは、最初にブンブン号のことですけれども、利用者を増やす取組について質問します。  まずは、六町駅からの利用者アクセスのしやすさ、これに関連して、どう検討がされて、今までもあったと思いますが、その辺はどう努力をするということになっているのか、されていたのか。 ◎交通対策課長 すみません、六町駅からのアクセスのしやすさ……。 ◆山中ちえ子 委員  取りあえずそのことを今質問したのですが。 ○くじらい実 委員長  山中委員、もう一度お願いします。 ◆山中ちえ子 委員  六町駅でつくばエクスプレスから利用者が降りてきて、その後バスに乗ってアクセスしていくわけですよね、その路線なりに。そのときに文教大学アクセスする東武鉄道循環バスもあると。時刻表に関わって、ブンブン号がすぐ後に位置付けられたような時刻であれば、文教大学を到着とするわけですから、そこの周辺の方はそちらに乗るということだったり、30分ぐらい待たなくてはいけないから社会実験バスに乗ろうと思っていたけれどもこっちに乗ろうとかなるわけですよね。  そういった点でどう努力をされたのか、される予定なのか。 ◎交通対策課長 一つは、六町駅から皆さん降りてこられて、バス乗り場がなかなか分かりづらいということが当初ございまして、そこについては、横断幕等を設置してバス乗り場まで案内させていただいたところです。  また、今、山中委員御指摘のところでは、同じ東武鉄道バス停ではありますが、ブンブン号の社会実験バスは、もう一つ、花畑の方を循環する既存のバスバス停と同じところから発車になっております。  場所の関係でそうしたところになっているのですが、バスのダイヤでどちらが先に出るかということでは、山中委員御指摘のそういった状況があるのかもしれないですけれども、既存のバスの方が少し早く出る部分もあれば、逆にブンブン号が早くなっている時間帯もあります。  そのところで私どもが、それを全部ブンブン号を早い時間に変えろというわけにもいきませんので、そこでは利用者が必要な方に乗っていただくという部分で利用いただいていると感じているところでございます。 ◆山中ちえ子 委員  まずは、最初の時刻表も含めた対策のときに分析されていいはずだったと思います。でも、それがなかなかできていないということを指摘したいと思います。  駅から訪れる利用者、要するに六町だったり保木間だったりというところではなくて、つくばエクスプレスで六町駅まで来て、ブンブン号に乗っていただくような形での乗車数を増やしていくといったところでは、今後あと1年ありますけれども、どのような取組を予定しているのですか。 ◎交通対策課長 ブンブン号の沿線の中にも、区の施設ですとか大鷲神社ですとか、そうしたところもございますので、特にこの時期いろいろな催し物があったり、あしたも酉の市ございますし、そういう都度都度、私どももSNSを使って発信する等やっていきたいと考えております。  それについては、あの地域だけのことではないので、それを確認いただいた方に、是非社会実験バス利用いただければと考えているところでございます。 ◆山中ちえ子 委員  全く知られていないですよ。  先日も中学生連合展覧会が六町ミュージアムを使うということであったのですが、これ2回目ですけれども、ブンブン号が社会実験始まって、1回目のときもお伝えしたし、お願いしたのですが、是非沿線お母さんたちが乗れるように。ブンブン号の取組やっているんだということ自体も伝わっていない。ふだんお忙しくしている中で、アクセスする方で、そういったインターネットの媒体で知るということができる方とできない方もいらっしゃるし、そういったところで全然知られてなくて、そういった乗車率収支率に関わってくる。  やはり若い方々への周知という努力が全然されていないし、1回目のときに伝えてお願いしたにもかかわらず、2回目の中学生連合展覧会、六町ミュージアムでやるイベントについても、全然沿線お母さんたちにも伝わっていなかったし、学校にも伝わっていないし、連合の会長、校長会の会長も知らなかったということでした。そういった一つ一つを大切にして、努力するということも必要だと思います。  私、先日、ブンブン号に関わってどういう御意見を持っているとか、そういったことを確認するため、区政報告会でもこれを中心として御意見を聞いています。どんな思いでいるのかとか、どういう願いがあるのか。  選挙に関わっていろいろなことを言って、先ほど触れた方がいらっしゃいますけれども、こういったことで人々の願いを聞いていくということが大切であって、区と一緒になって実現させていくということがどうしても必要だし、それについて一生懸命やるのが議員の仕事だし、方針を変えろとか早く打ち出せと言って済む問題ではないと。  一つ一つ努力して、私たち議員も一緒になって頑張って盛り上げていくというのがどうしても必要だし、それについては、私たちそういった意見をお伝えして、先ほどの連合展覧会が六町ミュージアムであるときにはちゃんと宣伝するとか、そういうこともお伝えしてきました。  その点については何も考慮していなかったということで、今後はどうしていくといったことも聞きたいと思います。 ◎交通対策課長 六町ミュージアムの件、山中委員の方から先日伺いまして、そのことにつきまして、今お話にありましたけれども、昨年の段階で一度沿線小学校ですか、中学校にお知らせをさせていただいております。  更に、今回お話もいただきましたので、沿線小学校中学校、全体で1,800枚ほどですけれども、持ち込ませていただいて案内をさせていただいております。  また、六町ミュージアムでの中学校の絵画の展覧会ですか、そうしたことがあるということで、幹事でやられる栗原小学校の先生にも御連絡させていただいて、案内を出されるということでしたので、その中でブンブン号のことも取り上げていただけるという話もいただいておりますので、そうしたところでも一緒に連携しながら対応させていただきたいと思います。  また、今後につきましても、いろいろな催事等あるかと思いますので、その辺についてもきめ細かく対応させていただければと考えております。 ◆山中ちえ子 委員  私が伝えないと、そういうふうにならないですよね。初めから、そんなの計画に載っていていいはずだし、そういうところできめ細かい対応というか、対策が打てないのであれば、一つ一つできていないんですよ。  文教大学でやったマルシェ、そして文化祭だって、区内の六町駅に来てくださって、そこからブンブン号でアクセスして行きたいといった方々に漏れなく伝わっているかといったら、文教大学、本当に環境がいいし、呼吸器疾患を抱えながら働いている人だったり、高齢者だっていらっしゃる。そういう人は、とても自然が多いので体にもいいし、そういったところで年に何回もあるわけではないイベントであるにもかかわらず、そういうときも、周知というか、区内ににぎやかに宣伝されてもいなかったわけです。ブンブン号も宣伝されていないですよ、同時に。文化祭のときもそうです。  何でこういうことなんだと。あと1年で収支率が11.7%で、24%まで届かない。でも、日々、乗車率は高くなっています。シルバーパスが使えなくなったから、シルバーパス利用者にとっては痛手だったのか半分に減っていますけれども、そうじゃない若い方は少しずつ増えていますよね。そういった周知も、人々の中でしっかりとこのブンブン号の認知が進んでいるわけですから、そういったことができないのはどうなのかと思うわけです。  今回、総合交通計画から、地域公共交通活性化及び再生に関する法律の発効によって、各自治体も変わってくるという流れもあります。そこにうたわれているのは、急速な少子高齢化の進展、社会経済情勢の変化に対応し、地域住民の自立した日常生活支援、こういったものが入っているわけです。であるならば、介護予防効果が期待できるといったところにも大きく光を当ててほしいと思います。  そういった中で、区政報告でも皆さんから声を頂いた、すごいいい場所がある、大鷲神社とか。そういったところを使っての一日乗車券とか、そういった回数券とか、また更にやるべきだと。  コロナ禍ということでおっしゃっていましたけれども、その中でも何か工夫してできないのかといったところが全然見えてこない。その点どうですか。 ◎交通対策課長 一つ、新しい法律に対応した地域公共交通計画ということで、前回の交通網都市基盤整備調査特別委員会で少しお話をさせていただきましたけれども、日本全体として、社会の流れとして、今の公共交通だけでは交通を維持していくことは難しい、皆さんの不便を解消していくことは難しいということでの流れかと考えております。  そうした方向に向いていくのかなというのは、私も考えているところでございますので、足立区もそうした方向での新しい計画づくりについては進めていきたいと考えております。  また、ブンブン号につきましては、繰り返しになりますけれども、いろいろな催し等に際しましてもきめ細かくSNSを発信していく等、また、区の他の行政の中でも連携をしながら、広報を進めていきたいと考えております。 ◆山中ちえ子 委員  介護予防効果が期待できるというのは、この延長線上では経済効果にも波及するわけです。ですので、せっかくのいい美術館や、自然の宝庫である、絶滅危惧種が何種類も増えているという効果を出している桑袋ビオトープ、大々的に宣伝していくべきだと。大鷲神社パワースポットという魅力もそうです。  そういったところの介護予防効果というのは、数に表せないわけではありません。その効果を計って、社会実験後の移行運転実現への物差しにしていくこともできるわけです。その辺は考えないのですか。 ◎交通対策課長 あらゆるいろいろな効果等が出てくるのかなということでは、考えているところでございます。  計画、新しくまた変えていくわけですけれども、そうした中でも、そうした関係の皆様にも加わっていただいて議論を進めていくということになりますので、そうした中で取組を進めていきたいと考えております。 ◆山中ちえ子 委員  真剣に考えていただきたいと思います、その点は。  介護予防効果というのは、地域経済活性化するという効果にもつながりますし、ブンブン号の実現への足掛かりにもなるし、ひいては地域がにぎやかになるということだったり、足立区内に住んでいる方々が、こんないいところあったんだと気付いて外に出て行こうと。コロナ禍の孤立が深まるときに、フレイルも増えているというところがあります。  若い人たちは、交通費を掛けないでも行ける魅力的なところ、検索掛けて行こうという人たちも増えているわけです。そこにしっかりときめ細かく区の役割が果たせるようにしてほしいし、介護予防効果というのも数に表して、その移行運転の条件にしていく。こういったところは、違う自治体ではやっているところもあるわけですから、しっかりそこは学んでほしいと思います。指摘して、この件については終わりにします。  竹ノ塚駅付近鉄道高架化取組状況についての報告に関してですけれども、竹ノ塚駅西口から改札口までの通路切替えについて、この平面図で言いますと、喫煙所の前の道といいますか、ここを変更後は通るということでいいのですか。 ◎鉄道関連事業課長 11月17日の夜切り替えまして、11月18日の朝、その時間に喫煙所の真横を通る形で北側から南側に抜ける道になる予定です。 ◆山中ちえ子 委員  この喫煙所は、例えば吸い殻をすっと吸引してくれるような、そういったものがあるということですか。それとも、パーティションだけですか。
    鉄道関連事業課長 パーティションだけになっております。 ◆山中ちえ子 委員  これも本当に信じられない。喫煙する方も分かっていると思いますけれども、非喫煙者も副流煙のがんのリスクの高さというのはみんな分かっています。だから、医師会の会長だって、非喫煙者への副流煙の被害を極力減らしていこうということで、法律までできたりしているわけです。  これをパーティションではなくコンテナにするとか、コンテナということが難しければ、吸引してくれるような操作がある灰皿とか、そういう工夫はできないものでしょうか。 ◎鉄道関連事業課長 コンテナを置くことは、法律上困難な場所でございます。その他施設につきましては、施設を管理している地域調整課の方に伝えて対応してもらうようにお願いしてまいります。 ◆山中ちえ子 委員  これはお願いして終わりということでいいですか。 ◎鉄道関連事業課長 管理しているのが地域調整課の方になりますので、地域調整課の方で対応してもらう予定です。 ◆山中ちえ子 委員  そこで積極的に議論するということでいいのですね。 ◎鉄道関連事業課長 積極的に議論というのが、よく分からないのですが。 ◎副区長 私も、昨日現場を見ました。やはり臭いと煙が若干来ますので、これは改善する必要があると思います。  どこの所管というよりも、区としてきちっとした対応を取りたいと思っています。 ◆山中ちえ子 委員  よかったです。やはりがんのリスク、分かっているものは最大限少なくして、健康的な生活を応援していくのが区の立場だと思います。  竹ノ塚駅に関して、ちょっと違う場所になりますけれども、大踏切があって、そこから南側に、踏切沿いにまだ仮設のあれが建っているわけですね。それはいつきれいに取り外される予定ですか。  地域の方々が、高架化の工事が終わったのに、いろいろなことをやらなきゃいけないからずっとあの仮設のパーティションがあるわけですけれども、それがまだまだ取り外されないでこの壁が続くのかと、懸念している住民の方が多いですが、その辺はどうですか。 ◎鉄道関連事業課長 多分、白い鋼板塀の話だと思われますが、鋼板塀については、必要な場所から順次撤去していきます。ただ、最終的には令和6年3月までの事業認可を目途に工事を進めていますので、まだ中はいろいろ撤去工事等も行っております。  それで、騒音対策も含めて、今、鋼板塀を張りめぐらせているというか、設置させていただいている状況でございます。 ◆山中ちえ子 委員  防音のためということでいいんですかね。それを取り外した場合、防音効果が得られないということになるのですか。 ◎鉄道関連事業課長 中で工事をしていますので、その工事の騒音を外に出さないとか、人が入り込まないとか、安全対策と騒音対策を兼ねて設置しているもので、高架化の騒音という意味ではないです。 ◆山中ちえ子 委員  是非、住民の思いに立ってやってほしい。中で工事がまだ続いているようにも見えないと言っていて、やはり全体を通して、横断歩道をあそこはつくらないという方針が出ていたり、あの踏切の脇の駅の方に行くときの交通の利便性というのも、地域住民の声がまだまだあります。  赤山街道を含めて、いろいろな治安の問題もある地域です。だからこそ、住みやすいというか、交通の便ということも含めて、ウォーカブルとおっしゃっていますので、ウォーカブルなまちづくりといった点では逆行しているところは是正していく、こういう方針に立って、今からでもできるところから、仮の壁なども調整していくとかやっていってほしいと思います。どうですか。 ◎鉄道関連事業課長 工事で不要になったところについては順次撤去しているところですが、なるべく早く撤去していきたいとは思います。 ○くじらい実 委員長  ほかに質問ありませんか。 ◆山中ちえ子 委員  横断歩道のところの大踏切のところの話ですけれども、前回の交通網都市基盤整備調査特別委員会で……。 ○くじらい実 委員長  山中委員報告事項とずれてきていますので、その他でやっていただいてもよろしいですか。 ◆山中ちえ子 委員  では、その他でやります。 ○くじらい実 委員長  ほかに質疑ございませんか。 ◆新井ひでお 委員  白石委員のおっしゃること、私も同意見です、ブンブン号の話ですけれども。  山中委員から意見あったけれども、イベントだとか何とか全部含めてブンブン号に背負わせるというのは、本来の趣旨とは違うと思います。  最初の出だしが、花畑六丁目、七丁目辺りの交通過疎、交通空白と言われたところで、私も強く言った立場ですからある意味責任もあるけれど、議会も賛成してそういうふうに進めた。それを受けて、区長も社会実験という形で実行したわけです。そこの基本線を間違えると、いろいろ余録分ばかりできて、本来の願意というか、地域の要望につながらない。  ですから、もし仮にその地域人たちが乗らないのであれば、これはしようがないなと私も地元にいて思いますよ。  ただ、その努力というものは、行政としての努力というものは、時期的な実験の仕方、一応実験だから、今、コロナ禍にあって本当の実験になるのかと言えば、やはりちょっとずれていると思うんですね。その辺行政の方も分かると思いますが、その期間の問題もあるだろうし、その辺を含めて、今、12月の議会で方針を示すという話をしましたよね。 ◎都市建設部長 次回の交通網都市基盤整備調査特別委員会一定程度方向を示せるかなということと、最終的に予算も絡むので、予算のプレスまでには対応はきっちり決めていきたいと考えています。 ◆新井ひでお 委員  次の交通網都市基盤整備調査特別委員会といったら12月ですよ。それまでの間でどれだけ状況が変わると思いますか。酉の市が3回あって、これは間違いなく乗客は増えますよ、どう考えても。その1か月でいい方向に方針が変わればいいですけれども、次に向けて。  それと、来年度予算に関係すると言うけれど、実験はあと1年するわけでしょう。ちょっとおっしゃっている意味が、整合性というのか、理解しづらいので、心配な点があるわけですよ、12月の交通網都市基盤整備調査特別委員会で方針を示すという言葉が。言える範囲でちょっと。 ◎都市建設部長 現実的には少しずつ乗車は伸びている状況もあるということと、社会実験するについてこの時期が適正だったかというと、コロナという影響があって一番成果が出にくいときにやったということは事実だと我々認識しております。  それをどう評価するかということを次の交通網都市基盤整備調査特別委員会まで中できちんと決めて、報告できればなという意味で言っているということでございます。 ◆新井ひでお 委員  そういうことであれば、次の交通網都市基盤整備調査特別委員会のときは、またここで質疑するわけですけれども、慎重に、慎重に判断してもらって、いい答えをもらいたいと思います。  それと、もう一つ、竹の塚の昨日会合があった場で伺ったことで、民間の人たちがいたから聞かなかったけれども、区民事務所を高架下にという話が出ていたじゃない。それは大いに検討するみたいな話に聞こえたから、いつそういうふうなあれになったの。  確かにアンケートで要望は出ていたけれども、あんなことを区民の前で言っちゃって、多分あの状況だと、高架下に区民事務所を移すのかなと感じてしまう可能性があると思うけれども、どうなの。 ◎都市建設部長 区民事務所の件は、地元の方からお話が出たので、区としてはいろいろな公共施設の候補の中で区民事務所も一つですよということに対して、検討の余地があるということで話したという状況でございます。 ◆新井ひでお 委員  そのときにも言っていたけれども、広さの問題もあるわけでしょう。それと、区民事務所はその地域にあってこそ初めて区民事務所であって、確かに便がよければというのもあるのかもしれないけれども、基本的にはその地域にあるからこその区民事務所じゃないですか。伊興の方と竹の塚の方にあって区民事務所の役割が果たせるのではないですか、千住とは違うのだから。  みんな町会長たちだったから、ああいうふうに答えちゃうとその気になる。違うことになると、また面倒なんだよ。これこうなってとか、議会がどうした、こうしたとか。  ああいうのは慎重に話をしないと、そういうお考えもあるとか、そういうアンケートも出ているからいろいろな角度で検討はさせてもらうぐらいにしておかないと。  一応そういうことで、それで結構です。 ○くじらい実 委員長  ほかに。 ◆吉田こうじ 委員  再び、三度、四度、ブンブン号の件で二、三個お伺いします。  今、いろいろお話が各委員から出た中で、はるかぜがスタートしたときもいろいろな御意見が議会の方でも出て、今こういう形で動いているわけですが、区の方のお金が入っているという部分では、本当に実験バスという形で進んでいるわけです。  今後の交通空白地域、具体的にほかの地域でも違う形でというお話も進んでいますけれども、そういう部分を進めていく上でも、非常に私は大事な実験の位置付けになっていると思います。  そういう意味では、先ほども少しお話がありましたけれども、コロナの時期の実験というのがタイミング的にあまりよろしくなかった時期に始まってしまったというか、始まったらそういうふうになってしまったというか、そういう時期にスタートしているということが、一つ大きな壁になっているのかなと思います。  ただ、皆様も何となく感じていらっしゃると思いますが、今後はウィズコロナと言われますけれども、そういう状況の中で全て進めていかなくてはいけないというときに、今、ブンブン号も乗車率が厳しい状況になっているという資料も頂戴しました。  そういう中での目標の立て方であるとか、また見極めというのは、今後の区内交通計画、新しい交通空白地域に対する区の考え方といいますか、区民の足をどう確保していくかということにも大きくつながっていく話だと思います。  次回のとき御報告いただく内容には、その辺の区の姿勢も込めた内容にしていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 今、吉田委員おっしゃったとおりで、社会実験を通じてその地域の需要等を確認させていただいているところではありますが、今回やらせていただいたところが区内でも不便度が高いということで実施しているということであれば、そこが一つモデルになるのかなということではあります。ですので、次の地域へ進んでいくといったときにどういう展開ができるかということも、私どもとして研究して考えていかなくてはいけないと思っているところでございます。  これから先の進め方については、少し時間を掛けて議論させていただきたい部分もあるところでございます。  また、今やっている実験については、この時期にどうだったかということも評価をしながら、この先、今の花畑のバスについてどう進めていくかについては、検討した上で御報告させていただきたいと思います。 ◆吉田こうじ 委員  よろしくお願いします。安心・安全な区民の生活を守っていく、そして地域包括ケアシステムもそうですが、その地域皆さんが明るく暮らし続けていただくという部分では、足を確保していくというのは、いろいろな意味で大きなテーマになってくると思います。  そこに対して、足立区はこのぐらい予算を掛けているんですというのが、交通対策課、都市建設部だけの話ではなくて、全体に関わってくる今回の実験になっているのだろうと思いますので、是非その辺は慎重に、全庁的に御判断をいただけるような取組というか、そういう大きな目を持って進めていただきたいなと思います。  また、具体的なお話で恐縮ですけれども、シルバーパスから乗車割引証ということで、区の方でも随分工夫して、細かく交換なりいろいろやっていただいています。  その後も、シルバーパスは使えません、乗車割引証はここで交換できますという周知に関しては、今、継続してやっていただいているのかどうか、確認させてください。 ◎交通対策課長 継続でやらせていただいております。私どもの交通対策課の窓口も、昨日も来ていただいたお客様もいらっしゃいましたので、これは続けていきたいと考えております。 ◆吉田こうじ 委員  複数の方から、いろいろな方がいらっしゃって、シルバーパスを出せば半額で乗れるのよという認識の方もいらっしゃいましたし、シルバーパスで半額で乗れると思って乗ったら、半額出したら、運転手に110円足りませんと言われて、何だかよく分からないけれども結局220円払って、もう二度と乗らないわよと、そういうふうに私に言われてしまったのですが、その方はシルバーパスが半額になったという周知の捉え方だったみたいです。  半額になったというのは結構知れ渡っているみたいですけれども、シルバーパスで半額というイメージで捉えている方もいらっしゃれば、シルバーパス乗車割引証がもらえる、それで半額になると認識されている方もいらっしゃる。  運転手は、何もおっしゃってくださらなかったそうです。例えば区の方で乗車割引証もらえますよとか、交換やっていますよということは、何もおっしゃってくださらなかったようです。  バスの中にも、そういう周知というか、チラシみたいなのは出していただいていないのでしょうかね。これ東武バスの話ではないので、足立区の取組の話なので、運転手にそういう役割まで担っていただくのは大変かもしれないですが、バス停にも大きく分かるように、シルバーパスでは乗れませんと、乗車割引証に交換してくださいということを書いていただくのが大事かなと。  シルバーパス、御存じのように高齢の方が多いので、半額なんだというのが頭に入ると、シルバーパスから乗車割引証という考え方が入ってこない方が何人もいらっしゃいました。  今回の報告で、大きなトラブルの報告はないとありましたけれども、その小さなトラブルがいっぱい重なると、半額でも乗ろう、ブンブン号応援しようとしてくださっている方が乗らなくなってしまうと思うんですね。その辺もう一工夫欲しいなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 大変申し訳ございません。今、吉田委員からいただきました内容につきましては、改めて私ども、バス停とか、車内にはたしか出しているはずですが、確認の上、あと運転手に対しても、そうした一言お話をしていただくということも含めて、東武バスにも協力をお願いしていきたいと考えております。 ◆吉田こうじ 委員  是非、70歳以上の方は半額で乗れますよと、肯定的なといいますか、そういう周知の方がいいのかなと。シルバーパスを持っている方は乗車割引証に交換しますというより、70歳以上の方は半額で乗れますよと、皆さんに乗っていただく方向の周知の仕方をしていただきたいと要望させていただきます。  あともう1点、その交換方法ですけれども、御高齢の方にとっては区役所まで来るというのが大変ですし、それこそ遠い地域方たちのためのバス、ということは遠い地域に住んでいらっしゃる方なので、そういう方々が交換しやすいような、例えば郵送でできるとか、そういう工夫も是非お願いしたいなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 先ほどの周知と併せて、そこについても検討させていただきたいと思います。 ◆吉田こうじ 委員  よろしくお願いいたします。あと竹ノ塚駅の方ですが、先ほど喫煙所という話もございました。  先ほど都市建設部長の方から、ここはコンテナ型が取り付けられない位置だと、おっしゃっていらっしゃいましたけれども、今、トレーラー型の法律的に車とみなされる喫煙車両といいますか、そういうのもございますし、今後、いろいろ経路が変わったりというのは竹ノ塚駅だけの話ではなくて、ほかで使える可能性もあると思いますので、その辺も柔軟に頭を切り替えていただいて、そういうのも利用しながら、是非皆さんに喜んでいただけるような工事の進め方をしていただきたいなという要望を持っておりますが、いかがでしょうか。 ◎鉄道関連事業課長 現在の喫煙所は、将来駅前広場になる予定地の中にあるので、建物を建ててはいけないところになっております。それで、コンテナ型は置けないという話をさせていただいたところでございます。  いろいろな喫煙所のタイプがあると思いますが、それに対しても、地域調整課とか設置する立場の方と調整しながら、区民の安全・安心を守るためにいろいろな形を共に考えていきたいと思います。 ◆吉田こうじ 委員  是非地域調整課と、やはり工事がどう進むかというのはこちらの部署の所管の皆さんのお話だと思うので、車両ということでどこでも置けるといううたい文句になっていますので、これも一つ検討に加えていただければなと要望をさせていただいて、以上です。 ○くじらい実 委員長  ほかに。 ◆中島こういちろう 委員  私からも1点だけ、ブンブン号のお話をさせていただきます。  先ほどからも多くの委員からいろいろ指摘がありました。今回御報告いただいたところで分かる内容としては、乗車割引証を使った場合、大体半数程度の方が使われるという報告をいただいていると思います。  今回もいろいろ議論ありましたけれども、社会実験という言葉を使っている以上、成功することもあれば失敗することもあると思います。ただ、税金を使ってやっている以上、なるべく成功に導いていかなければ、なかなか区民の方の御理解はいただけないのかなと思っています。  そうなったときに、今、目指している収支率があると思いますが、この状況でいくと、収支率というのは大体何%に着地するというふうに足立区としては見立てているのでしょうか。 ◎交通対策課長 10月から1か月ちょっとたった状況ですけれども、こちらの資料にあるのとほぼ変わらない状況ですので、シルバーパスを使われていた方が乗車割引証になって、約半数弱の方が110円お支払いいただいている。この110円を合わせた状態で、大体15%から16%ぐらいの状況でございます。  また、今後、コロナ状況もありますけれども、この先周知が進んで、もう少し皆さん方が安心して外へ出られるようになれば、何とか20%近くいくのかなと期待しているところでもございます。 ◆中島こういちろう 委員  8月23日の交通網都市基盤整備調査特別委員会報告資料でも、半数が利用すると16.9%ぐらいに収支率がなるのではないかと御報告いただいていて、多分そこがめどになっていくのではないかと認識しています。  今後、この24%を目指す上で、ほかに打てる対策だったり施策というのは、今、足立区の中では何か検討されていますか。 ◎交通対策課長 その部分につきましては、繰り返しになるところですが、周知活動を徹底していくこと、あるいは前回回数券を一度やらせていただいたのですが、それをもう一度検討してみようかと考えているところでございます。  あと逆に、コロナの影響と先ほどもありましたけれども、そうしたところがこの24%のところには含まれておりませんので、そこをどういうふうに評価するかということで数字が少し変わることもあり得るのかなと考えているところでございます。 ◆中島こういちろう 委員  是非、次回御報告いただく際は、具体的にその数値をもってお話をいただきたいなと思っています。  コロナの影響も確かにあるというのは皆さん認識しております。ただ、はるかぜのお話もそうですけれども、はるかぜで比較すれば、コロナでどれぐらい影響があったのかということも一定数分かるところもあると思いますし、今回それを成功と導くか失敗と導くか、その判断できるのはやはり数値でないとなかなか判断しにくい部分もあるのかなと思いますので、是非、次回の御報告にはそちらをいただきたいなと思っています。  最後ですけれども、今回、足立区として社会実験という言葉でこの事業を進めていると思いますが、社会実験という言葉の在り方も、私はもう一度再定義していただいた方がいいのかなと思っています。  社会実験で始めたものの次回御報告受けるときは、実験の場合だと成功したのか失敗したのかという結論も出していただく必要があると思うんですね。それが分からなかったから延期するのかとか、いろいろなパターンはあると思いますが、やはり社会実験という言葉を使うときには、そこをちゃんと出していただく必要もあると思うので、今後、ほかの地域での交通空白地帯に対して取組をしていただくときには、何をもって社会実験とするのかというところも、私、出していただく必要があるのかなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 まず、実験という形で取り組ませていただいて、目標を立てて、目標をクリアすれば本格運行というスキームが一つあるのかなということでございます。  ただ、一方で、実験ということでやらせていただく中で、この地域の需要がどれだけあるのかということで、最初に立てた目標値までいかない場合にはそこで終わってしまうということもあるのかもしれないですが、それが実験の失敗ということではないと考えているところでもございますので、そういうことについても始める段階でお示ししながら、議論ができるように進めていきたいと考えております。 ◆中島こういちろう 委員  私の伝え方が悪かったです。実験の失敗というのは、数がいかなかったから失敗という話ではなく、正しくそれを振り返れないとか、正しくその状況を把握できないということが私は失敗になると思っています。  例えば今回その事実が分かったというものも、結果としては理想の結果には至らなかったかもしれないけれども、そこが分かったというのは財産だと思うので、そういう意味においては、そこを振り返らずに次にどんどん進んでいくことだったり、どこの部分で判断が違ってきたのか、見立てが違ったのかといったところを正しく把握していただく、これができないことが私は失敗だと思いますので、是非そこの部分をしっかりお願いしたいなと、これは要望でお願いします。 ◆鈴木あきら 委員  まず、TXの輸送の実績が出ていまして、これを見ると、青井駅と六町駅が、もともとほかの駅から比べれば少ないですけれども、ある意味では、コロナの影響があったにもかかわらず健闘しているなというか、逆にそんなに大きな影響がないなと感じます。  青井と六町に住んでいらっしゃる方々は使わざるを得ない状態だと思いますが、これも快速が止まらないということもあり、その辺の要望は地域には根強くある、止めてくれという要望はあるわけです。  これが例えば乗降客がもっと増えれば、そういった検討も一つ出てくるのかなと思いますが、その辺は今回の輸送実績から見ていくのはなかなか難しいかもしれませんが、どういう感じを持っていらっしゃいますか。 ◎交通対策課長 快速について、一昨年でしたか、六町には、朝、大分止まるようになったというところで御利用いただいているのかなと思います。  青井駅については止まらないというところがあるので、そうした御要望はTXの方にお伝えしていきたいと考えております。 ◆鈴木あきら 委員  地域の要望は常にありますので、よろしくお願いしたいと思います。  それから、日暮里舎人ライナーのことですが、まだ依然と完全には戻ってきていませんけれども、それでも日本一混雑しているという状況はあるわけで、これについても、今後、区の方も東京都の交通局に対して意見はどんどん言っていかなくてはいけないと思いますが、この辺の感覚は皆さん方はどう思っていらっしゃるでしょうか。
    交通対策課長 混雑については、随時そうしたところで申入れさせていただいております。  今現在、御紹介させていただきますと、今年度から3か年で12編成ということで、6月に1編成目が入ったのですが、再度先日確認しましたら、10月末の時点で2編成目が新しいのが入っております。  ですので、都合で20編成中の6編成が新しい車両に変わっているところでございます。 ◆鈴木あきら 委員  東京女子医科大学付属足立医療センターが開院してからの数字というのは、この辺にはまだ影響は入ってこないのかな。 ◎交通対策課長 ここの表の中で、令和3年度のところで、江北が5,226人と数字がありますけれども、これは年度ですので今年の1月から3月が入っております。ですので、東京女子医科大学付属足立医療センターが開院されてからの3か月の部分がここに反映されております。  ほかの駅等々が、全体で令和元年に比べて令和3年は85%程度ですけれども、江北は95%ということで、大分上がっております。 ◆鈴木あきら 委員  令和4年度が出てくると、この辺の数字が大きく変わってくるのではないかなと思いますので、その辺もまた注視していきたいと思います。  それから、ブンブン号の話ですけれども、11.1%の収支率ということで、もちろん新井委員がおっしゃるようにイベント頼みではなくて、日頃の交通不便地域の解消ということでやっていくのがもちろん大原則かもしれません。  ただ、24%に届かない、11.1%になっているという状況、この社会実験の意味合いからいっても、まだ知られていないのではないか。こんないいところがあるじゃないかというところで、観光とかまち散歩で利用したい方が増えるということからいけば、それはまちの魅力、足立区の魅力を高めるわけですし、そういった部分では、イベント頼みでこういったものをしっかり告知していくということは非常に重要なことだと思います。  そういった中で、ただ問題は、今現在、乗降客という形は出ていますけれども、前回もお話したように、例えば桑袋団地のところから六町まで全部乗っているという方がどれだけいらっしゃるのか。それと、区間、区間で乗り降りするわけでしょうから、例えば桑袋から文教大学とか区民事務所ぐらいまでの間で多いのか、それとも文教大学から生物園のところまでが多いのか、逆に生物園から六町までのここが多いのか。  例えば六町から乗られる方が文教大学へ行くのには、もう一つの循環があるのでそっちの方だけで賄っちゃっていて、あまりこちらの方は乗らないよということならまたちょっと違ってくる。  そういった意味では、各駅とかその辺の状況を細かく見ていって、本来社会実験というので、私は、これやるときから、ちょっと前からかな、ずっと社会実験という言葉にこだわってきたんですね。  なぜかというと、実験ということだから、すんなり私たちも、ほかの知らない区民たちも、いつか成功すれば本格運行されるかもしれないけれども、逆にあまりよくなかったら本格運行はされないなと分かる。それには実験という言葉が一番いいかなと思ったわけです。  いろいろなコースは、これで最小限やりましょう、いろいろ議論があった上でやりましょうとなったけれども、この11.1%という現実、コロナがあって。コロナでなかったとしても24%には全然届かないというのであれば、どこかをカットするのか、それとも路線を変更するのか、それも実験なわけですね。  ただ、大きく実験を変えるというのは難しいかもしれませんが、細かい実験の形を変えながら模索していくというのも実験だと考えるので、区の方とすればデータを見ながらということで、そのデータもはっきり各停留所ごとの乗降客を見ているわけではないでしょうから、その辺のデータ分析をした上で、更にそれを検討してどうするかということが必要だと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ◎交通対策課長 鈴木委員御指摘のとおりだと私も感じておるところでございます。  利用者、おおむね皆さん方も多分感じていらっしゃるのかなと思いますが、桑袋から花畑の五丁目辺りまで利用される方が特に多い、あるいは駅を利用される方はもう少し南側の方が多いのかなというところは把握しているところであります。  その数字は、最初一回取っているのですが、その後まだ取っておりませんので、そうした数字を取るなりして、状況を数字で分かるような形でお示しできればと考えております。  また、社会実験としてこのルートとしてやらせていただいていますけれども、なかなかルートを変えるところまではやれない状況で、今回運賃についてはやらせていただきましたけれども、最終的にどのエリアが利用されているかということも含めて、もしこの実験が終わったとしても、そこをどうフォローしていこうかということについても考えていく必要はあると十分考えております。 ◆鈴木あきら 委員  2年で一応見て、当初どおりでいけば、24%に全然いかないねで社会実験は終わりということでしょうけれども、先ほどのコロナの関係、それから時期的なものだけではなくてこのコースそのものも含めて、今後どういう形で、残していくのはどこかという結論は、なるべく早くしなくてはいけないのは分かりますが、前回私も話したように、コロナの関係があれば、もう半年ぐらい延ばしてとか、もう1年ぐらい延ばした方がいいのではないかという感覚は持っています。  ただ、一方で、ここで9,000万円ぐらい税金が使われているということであれば、正直な話をしますと、私たちの地域からはかなり離れているわけです、自分の自宅からは。例えば中川地域とか大谷田地域みたいにバス停から500m以上何もないというところ、あと六月二丁目とか一丁目ですか、あの辺もほとんどないわけです。空白地域になっている。空白地域に住んでいらっしゃる方々から見れば、次の社会実験やってよという希望もあるわけです。  そうすると、鹿浜と入谷地域というのは、ある程度ぼわーんと第2次に社会実験しそうだなというところは出てきていますけれども、それにしても、毎回言うように500m以内にバス停がきっちりある。ただ、本数が少ないから交通不便という感覚を持っている。  だとすれば、この9,000万円掛かっているものが、例えば2,000万円をそっちへ振り分ければ、その2,000万円で社会実験できるかどうかは分からないけれども、場合によっては交通不便地域バス会社にそれを援助すれば少しは交通不便地域は解消されるという感覚からいけば、うまく例えば1億円の総予算を振り分けるという方法も一つ考えてよと、これは私の本音です。  そういった部分もあるので、あまりここに対して4年も5年も、24%いつまでも頑張ってということでもないわけです。  だけれども、先ほど話したように、コロナの関係はあるから、その辺は少し大目に見て、本来2年でスパンとやめるつもりだったのが、もう1年ぐらいいろいろな実験を工夫をしながやって、それでここを何とか残せるなら残して、残せないという話であるならば、次の社会実験すぐいってよと、同時進行でもできないのかと、そういった感覚もありますが、その辺コメントとしては、副区長いかがでしょうか。 ◎副区長 ブンブン号については、次回具体的にお話しできるようにしたいと思いますけれども、実験をやって、全てそれを廃止するという選択を取るのはかなり厳しいのではないかなと私自身も感じています。  そういった意味では、鈴木委員のおっしゃったように、いろいろな方策を考えて進めていく必要があるなと思っておりますので、来月まで少しお待ちいただければと思います。 ◆鈴木あきら 委員  これが第1号の社会実験ということであれば、第2次、第3次ということも今後検討していただきたいし、なおかつ、今のはるかぜ型のバスでいいのか、それとも例えばゴルフ場のカートみたいな、ああいう形のものもいろいろな地域で始まっていますね、社会実験が。  この前も、杉並区でしたっけ、どこかで出されたと思うので、そういった社会実験に検討していくということも、ある意味では第2、第3の部分も含めて、結局1年半たっているわけですから、その辺も予算編成の上でなかなか厳しいのはよく分かりますが、そろそろその辺も検討していただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎副区長 たしか杉並区でスマートバスを導入したと思いますけれども、そういったことも含めて、区として今後対策を検討してまいります。 ◆鈴木あきら 委員  是非お願いします。それから、有楽町線地下鉄8号線ですが、地下鉄8号線建設促進並びに誘致期成同盟会というのは、もともと足立区は入っていなかったのですが、オブザーバー参加みたいな感じで参加されたのでしょうか。 ◎鉄道関連事業課長 オブザーバーというわけではないですが、一度参加をしてみて、雰囲気を確かめるというのもありまして、あと各自治体の足立区に対する認識、どう思っているのかも計りたいところもありまして、雰囲気を知るために参加した形でございます。 ◆鈴木あきら 委員  特に江東区がああいう形で進んでいて、それで一段落しては駄目なんですね。あくまでもそれを起爆剤として、本来だったら葛飾区ももっと積極的に足立区と合同でできればまた違ってくると思うのですが、なかなか葛飾区も難しい感じで、それはまた葛飾区とも十分協力しながら、場合によっては埼玉県の草加市、越谷市、八潮市、その辺と連携を取っていけばまた見えてくるのかなと思うので、この辺もっともっと積極的に参加していただきたいのですが、いかがでしょうか。 ◎副区長 実は、昨年議員同盟が発足しまして、そのときにここの関連団体の方プラス、足立区もそこに招待されました。国会議員では土田議員も出席をされていて、そこで連携していきましょうという会が発足しております。  その際に、野田市の方からも、足立区単体でやるよりはいろいろな連携を取った方がいいのではないかというお話もございましたので、その辺含めて、区として今後どういった形で、単体でやるよりはやはり一緒にやっていった方がいいと思いますので、そういう形で進められるようにしていきたいと思います。 ◆鈴木あきら 委員  お願いします。 ○くじらい実 委員長  ほかに何かございませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○くじらい実 委員長  なしと認めます。 ○くじらい実 委員長  それでは、その他に入ります。  その他何かございますか。 ◆山中ちえ子 委員  先ほどの竹ノ塚駅の周辺のまちづくりに関連して、大踏切沿いの赤山街道を渡る利便性についてですけれども、そこに信号を設けるのは、警察との協議の中で難しいということで前回もお話がありました。  でも、私、前回提案したように、そこに車両が入って来れないような信号の調整をすれば、赤山街道のあの部分、すごく広くて渡り切るまでに時間が掛かるような大きな道路でもありませんので、そこを通れるようにする検討を何とかやってほしいと思います。  これは東西の回遊性を持たせるといった本来の竹ノ塚駅の高架化、まちづくりの理念の中に一つしっかり入っているものですし、ウォーカブルなまちづくりということもおっしゃっている中で、そこはどうにか考えていかないといけないと思います。その辺どうですか、前回分からない感じだったので。 ◎都市建設部長 渡りたいという声が地元であるのは、十分承知しております。なかなか信号のレンジを変えるようなことはすぐにはできないと思いますけれども、その辺は警察とも話はしてみたいと思います。  また、基本的に当初の考えでは、補助第261号線ができれば、赤山街道は歩行者系の道路にして、商店の活性化を含めて進めていくという考え方でありましたので、それはそのとおりに進めていきたいと考えてございます。  また、今はまだ整備できていないですけれども、高架下横断できるところがほかにもできてきますので、それを利用してもらえば、西口の方に東からも行きやすくなりますし、多少は改善されるかと考えてございます。  なかなかあそこを渡るというのは、我々としてはまず安全を確保しないといけないので、ああいう状況のまま進めさせていただきますが、将来に向けて検討は進めていきたいと考えてございます。 ○くじらい実 委員長  よろしいでしょうか。 ◆鈴木あきら 委員  今の赤山街道の件ですけれども、10月23日の朝だと思いますが、どこかのテレビ番組で赤山街道の件を放映していたのを見た方はいらっしゃいますか。 ◎鉄道関連事業課長 当日その場では見られなかったのですが、VTRの方を見させていただきました。 ◆鈴木あきら 委員  今、都市建設部長が安全確保ということですが、逆にあれは安全確保の状態でなくなっているとしか、あのテレビを見る限り見えませんでした。  もちろんああいうふうに柵をしたりやっていても、自転車がそこを縫って行ったり、若い人だけでなくて、御高齢の方が自転車で柵を乗り越えたり、あと、こういう押し車の御高齢のおばあさまがゆっくりあそこを渡っているわけですよね。  本来、マナーということからいけばやってはいけないと分かっていながらも、逆ギレされるようなインタビューの答え方もあったじゃないですか、こんなところにこういうのをつくることのほうがおかしいんだと。  ということに対して、警察との協議とありますが、あそこで事故が起きたら誰が責任取るんだろうと、逆に思えるわけですね。  高架線の下に信号機が付いていないところないかな、どうなっているのかなと思ったら、梅島駅の高架線の旧道のところ、信号機付いているじゃないですか。見づらいとか何とか、あれはっきり見えますよね。少し竹ノ塚駅の方が幅が広いというのはあるかもしれないけれども、4車線、電車の幅が梅島駅よりは幅が広いと思いますが、信号機付かないといっても、見えないということはないのではないかなと。  高架線があるところの道路、いろいろなところを見ても、決してそんなに難しいところではないと思いますが、警察の方はそういうふうに言っているということなので、警察はほかの地域もちゃんと知っていて言っている話だと思いますけれども、それをどう説得するか。  また、事故が起きたときに誰が責任を取っていくのかということも含めて、もう一度その辺いろいろな部分で検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎都市建設部長 現在、赤山街道の下のところは、歩道をつくって、歩道にガードパイプを付けて、真ん中には、今のはぐらぐら動きますけれども、動かない、基本的には通れない形にする工事を出しています。まずは、それをやらせていただいて、現状の横断、物理的にできないような形にしたいなと思っています。  横断歩道だけ付けるという選択肢もいろいろ警察とも話しているところですけれども、警察は横断歩道だけは付けたくないと。信号がないところに横断歩道は、昔は付けているところいっぱいありますけれども、今は付ける方向ではないという言い方をしています。  信号についても、視認性含めて、次の距離が近いということに警察はかなりこだわっていまして、今の距離で新しく真ん中に付けるということはないという回答を得ています。  ただ、安全対策や今後の進め方については、警察とは協議していきたいなと考えてございます。 ◆鈴木あきら 委員  テレビの力というのは結構大きくて、反響があって、足立区民じゃない人が見ていて、足立区民ってみんなすごいねとか、そんなふうに言われたりしているわけですよ。  そういった意味で、問題意識をもっと強く持っていただきたいという点と、横断歩道が近くにあった場合はもう1か所つくれないというのがあるので、例えばどっちの横断歩道が利用される方が多いのか分かりませんけれども、日光街道寄りの横断歩道を少しずらすとか、そういったいろいろなことも検討できる話かなと思うので、その辺もう少し細かく協議していただきたいと思います。  それから、もう1点、前回の北千住駅の緩行線から快速線の乗換えの関係の話ですけれども、バリアフリーとかについて本会議で質問したときお答えをもらいました。  そのときに、国会議員や都議会議員からの御意見も伺いながらJR東日本に強く要請してまいりますと言っていましたけれども、それについては前回交通網都市基盤整備調査特別委員会でお話して、やりましたかと言ったら、やっていませんという話だったのですが、その後国会議員とか都議会議員にお会いしたり、電話でも何でもいいですが、意見を伺ってはいたのでしょうか、1か月たちましたけれども。 ◎都市建設部長 今のところ、国会議員、都議会議員にお願いはしていない状況ですが、今考えているのは、ちょっと葛飾区と連携したいなと思っています。  この前、運賃問題を含めて葛飾区の動きがあるので、できれば北千住駅のバリアフリー化についても連携できないかなということで、相談をしてみようかなと今考えているところでございます。  その後、状況に応じて、タイミングをつくって国会議員等にお願いできる機会を設けられればと考えてございます。 ◆鈴木あきら 委員  北千住駅の地下鉄の千代田線のホームから、そこが緩行線のホームですね。綾瀬駅から亀有駅から金町駅から来る常磐線の各駅停車のホームが千代田線のホームになりますね。そこからJR常磐線の快速線、3階ホームですけれども、そちらの方に行くのに対して葛飾区と協力しながらという話ですか。 ◎都市建設部長 運賃問題の中で葛飾区がJR東日本と話している中で、北千住駅の乗換えの不便さという話がのっていますので、それを含めて一緒にできないかなと考えてございます。 ◆鈴木あきら 委員  応援部隊がたくさんあったほうがいいわけだから、葛飾区が入るのはいいですけれども、あくまでも北千住駅というのは足立区にあって、足立区のバリアフリーをどうするか、足立区のバリアフリーの考え方を問われているわけですね。  その部分でいくと、当然、応援部隊はたくさんあってどんどんやってもらったらいいですけれども、足立区の都議会議員や足立区選出の国会議員に話を聞きながら、意見も伺いながらと回答しているわけじゃないですか。だから、こちらからお願いするというのはその後の話で、話をまず聞いてみてもいいわけでしょう。  お願いとすれば、こういうことでお願いしようねと持っていって、都議会や国会議員にこれお願いしてよと言うのは簡単ですよ、もちろん。だけど、その前の段階で、私だけじゃなくてこの交通網都市基盤整備調査特別委員会全体の意見かどうか分かりませんし、それから都議会議員も国会議員もそんなの要らないよという話なのか分かりません。  でも、区の方もそういった要請が強いということであれば、都議会議員や国会議員に超党派で、地元に帰ったら地元は欲しいねという話になれば、それじゃ動こうねという話になるじゃないですか。それを区がないから、動きやすいというわけじゃないけれども、区からも言われた方が動きやすいよねというところまでの話は、お二人は聞いているわけですよ。  だから、その辺は言ってくださいと前回言ったのだから、話ぐらい聞いているのかなと思ったら、それもまだやっていないという話で、その前の段階で葛飾区と協力しながらと。  では、葛飾区と連絡しちゃったというわけですか、それは。 ◎ユニバーサルデザイン担当課長 今、葛飾区とも検討しているのですが、前回、東京メトロと話し合うという話をしたと思いますが、上野の東京メトロの本社に行ってまいりまして、東京メトロの方に勉強会をやるというのを相談してまいりました。  東京メトロの方は、一応参加、要するに肯定的な御意見頂きましたので、そういった方面でも、JR東日本、足立区役所、東京メトロなどの北千住駅の改良についての勉強会なども進めていきたいと思っております。 ◆鈴木あきら 委員  これはバリアフリーだけの問題ではなくて、新聞やテレビでも報道されていますから御存じだと思いますが、もともと亀有駅と金町駅の運賃問題というのもあって、それで裁判起こしているわけですよ。  それに対して、葛飾区がどこまで本気かどうか、そうはいってもなかなか動かないねという状態があって、葛飾区と幾ら協力してもなかなか難しいというのは初めから分かっている。だからこそ、今回、やむを得ずああいう形で裁判を起こしたと原告団からも話を聞きました。  そういった部分でいったら、あらゆる手を使っていかなくてはいけないなと思っているわけですけれども、現状でいいと思っている人はいないわけですよ、利用している方からすれば。まして、足立区の顔である北千住駅がバリアフリーになっていないという状態であれば、どうしたらいいのという話になるじゃないですか。  それをずっと言っていても何も変わらないから、そういう政治力も使ってとか、区も本気になってこのバリアフリーを何とかしようねと思ってくれるのであれば、それやってくださいという話なのに、それがなかなか進展しないということでいくと、ちょっと疑問だなとしか言いようがない。  それを今後やってくれますかという質問しかできないですが、いかがでしょう。 ◎都市建設部長 今、ユニバーサルデザイン担当課長から勉強会の話がありましたけれども、その勉強会を立ち上げるに際して、葛飾区も一緒に入らないかなと思っていたというのがさっきの話です。  それを立ち上げて一緒にやるに当たって、その立ち上げのときに国会議員なり都議会議員にお願いできないかなということは考えて、なかなかすぐに工事やれうんぬんという話は難しいので、まずはその勉強会をやるに当たって、JR東日本のオーケーもらうだとか、東京メトロのオーケーもらうということの方が話は進むのかなと、それは私の考えですけれども、実際に実現可能かどうかということも含めてやらなくてはいけないので、そこから始めるしかないかなと考えているところです。 ◆鈴木あきら 委員  最後に、足立区にある綾瀬駅、それから葛飾区だけれども足立区の住民が結構多い亀有駅、こういった駅から行って、各駅停車にもかかわらず、同じJR快速線に乗り換えようと思っても、全然バリアフリーではない。一度改札口を出なくてはいけない。出て、違った会社のエレベーターに乗って、新たにJR快速線の改札口でピッとやって入って、またそこでエレベーターに乗って行くというすごい遠回りをされている。これであってはいけないと。  健常者は階段上がっていくというのはありますが、そこもエスカレーターはないということもあるので、この辺は本当に足立の恥になってしまいますので、バリアフリーということを十分考えていただきながら、これはJRが一番いけないのですが、東京メトロはあくまでも千代田線の地下鉄の駅を造っただけで、そこからJRが全く動いていないということが大問題なわけでございますが、その辺区の方はJRに何度も言っているとはいっても、なかなか言うことを聞いてくれない。  だから、政治力を使ってくださいということも含めてお願いしているので、是非、都議会と国会議員に本当に頭を下げてやっていただきたいと常にこちらの方も思っていますので、よろしくお願いします。 ◆長澤こうすけ 委員  今日の交通網都市基盤整備調査特別委員会の議論もそうですけれども、私も、くじらい委員長の前、交通網都市基盤整備調査特別委員会委員長をやらせていただいて、竹の塚の大踏切の件の議論をやってきました。そんな中で、ここのところずっと、信号の設置とかポールの件とか様々な委員から出ています。  これを議論するに当たっては、区と警察がどういった協議をしたのか要点をまとめていただいて、なおかつ、視認性の部分だったり、何m信号が連続するからできないと警察が言っているとか、こういったものを具体的に出していただいて議論をしないと、今日はすっきり終わりましたけれど、また同じことを繰り返していって発展しないだろうなと感じています。  そういった意味では、くじらい委員長、もしよろしけれは、執行機関にその資料提出を求めることができるか皆さんに諮っていただいて、出していただいて、それから議事を進めていただいたほうがよろしいかと思いますが、いかがでしょうか。 ○くじらい実 委員長  執行機関の方に確認をさせていただきます。その資料というのは、準備はできるのでしょうか。 ◎鉄道関連事業課長 警察の内部資料も絡む場合があると思いますので、一度警察と相談をさせていただいてからお答えしたいと思います。 ○くじらい実 委員長  委員の皆様にお諮りします。今、鉄道関連事業課長から答弁がありました。そちらの報告を待ってからの資料提出の依頼という形でよろしいでしょうか。 ◆新井ひでお 委員  時間もったいないから、その内部資料の部分だけ省いて出してもらえばいいじゃないですか。判断は向こうがやる。 ◎都市建設部長 警察から出しちゃ駄目というものは出せないですけれども、うちで持っている資料に関して、出していいものに関しては出せるようにさせていただきます。
    ◆長澤こうすけ 委員  ありがとうございます。議論していくに当たってもう一つ大切なことは、将来的に完成図がどうなるかと途中経過でこうなっているといったところも含めて出していただかないと、途中経過で今こうだからああだ、こうだ、もう少しで完成するのに、そこに議論を費やしていても、必要なことでもありますが、完成が間もなくですから、それに対しての絵も見せていただきつつ、それに向かった状態でこうなっているとか、そういったものを示していただきたいと思いますが、どうでしょう。 ◎都市建設部長 可能な限り期待に沿うようなものを作ってみたいと思います。 ○くじらい実 委員長  その他ございませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○くじらい実 委員長  なしと認めます。  以上で、本日の案件は全部終了いたしました。  これをもって委員会を閉会いたします。       午前11時32分閉会...